『Spilituality』
ものすごく役に立つ本です。見ていて「さあ、今日は何を作ろうか」とモチベーションが一気に高まります。「始末」とはいっても、そこらへんのただの手間を省いたり節約したりするハウツー本では全くありません。ページをくるごとに、手作りする「わくわく」がこみあげてきますので、生活が楽しくなること請け合いです。婦人之友社だし「始末」では随分かたーいイメージがわきますが、だいじょうぶ。今や消滅しかかっている家庭の「手仕事」や「始末」の仕方がちゃんとわかります。たとえば「桜の花の塩漬け」。花摘みなんて忘れていました。食材ごとの上質なエッセイも素敵です。お金に頼らない豊かで楽しい暮らし方は、次世代へ伝えていきたいものです。共働き家庭でもだいじょうぶ。