『著者の姿勢』本のネタは面白い。 だが、著者はライターではないため、文章に面白みがない。 しかし、著者が遺体に対して持っている「姿勢」がとてもいい。 正義感を語るわけでもなく、最高の仕事というわけでもない。それでいて、しっかりとご遺体に正面から向き合っている。 その「清潔感のある姿勢」がこの本の支えになっていると思う。覗き見趣味の本というより、このような仕事に携わっている人たちがどのような姿勢をもっているかを学ぶ本としても有意義だと思う。