『社会の裏も表も知り尽くした名物弁護士の交遊録』最高裁判事から暴力団組長まで、多彩な人物が登場して面白い。テレビのコメンテーターとしても有名な元最高検検事・河上和雄の項目など、一見まともに交遊を語っているように見せかけて、河上が司法修習時代に浅草までレズビアンセックスショーを見物に行ってなかなか帰ろうとしなかった事実まで暴露しており、「秩序の守り手」を気取る偽善的な検察への痛烈な皮肉になっている。なお山口組組長・渡辺芳則の項目は「関係者の都合により」全文削除されており、読むことができません。