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シルクロード紀行 いくつもの夜を越えて―絹の道に暮らす人々との出会いと別れ

『歩き通したシルクロード』
シルクロードに材を取った無数の著書の中で本書はそのスケールと独自性によって群を抜いている。フランス人である著者のシルクロード行脚の出発点は故郷、マルセーユ、到達点は中国西端の都市カシュガルである。この間に延々と横たわる、1万キロにおよぶ、多くは未開の山野を踏破した人物は後にも先にもこの著者ただ一人であろう。それも自動車はもちろん動物をふくむあらゆる乗り物を拒んでひたすらに歩き続けた。入院のための一度の帰国を挟みはしたがその2ヶ月を含めて総所要時間は2年に及んだ。
長い道筋にわたって飼犬や狼の襲撃を警戒する様子は中世の旅さながらである。著者は難を逃れてはいるが対応のいかんでは身ぐるみを剥がれ、生命を奪われたかも知れない山中での遭遇もあった。水や食糧、その他サバイバルに必須の衣類、用具を含めた重い荷物も背負っている。パキスタンから中国へと向うパミール高原のような難所も越えなければならない。往年の隊商が遭遇したもろもろの困難の幾つもが今日でも残っている。しかし最大の障害は官憲と国境であることが明らかである。時は1998年8月8日から2000年10月1日まで。その時点でもイラン、タジキスタン、アフガニスタンでの緊迫感が並々ではなかったことが読み取れる。
何のために人はこのような苦労を重ねるのだろうか。著者は各地の名もない人々との触れあいに多くの頁をさいている。読み取れる限りでは、現代の眼には覆い隠されたシルクロードの道筋で人々はどのような生活を営んでいるか、それに触れることによって人間性の在り所を確かめたいということのようだ。文明を離れて初めて見ることのできる風景、その中でも主役をなすのは人々の生活ぶりである。これを読み終えることによってわれわれはこの長大な歴史的道のりを俯瞰し得た満足感に浸ることができる。

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