『本来の恋愛小説』
普通のOLが、恋をする。ありがちな携帯小説のストーリーかと思って読み始めたが、いつの間にか主人公になりきり、一緒に悩み苦しみ、涙したりとストーリーの中に引き込まれていました。
人間の本来持っている愛情や恋心、そして計算高さ。好きというのは簡単だけれど、相手をどれだけ思いやれるか?本当の愛情とは優しさとは何か?
純粋な心を持った主人公と一緒に自分も成長していける。そんな恋愛小説の枠を超えた物語です。
読んだあとに、自分も今のままではいけないんだ!何かを始めなければ・・・そう感じさせるものです。
作者の経験のなせるワザなのでしょうか?人生観のような思慮深い文言表現と細かい描写、今のままでいいのか?という疑問を投げ掛けて来ているような気がしました。