『ときどき面白いです』
女性むきの恋愛法の解説本です. マーケティング理論でチャンスを広げよう, という内容です.
面白かったところ:
結婚は1度きりのものなので, うまくない方法でも「私はこれでうまくいった」という伝説になりやすいこと.
(特に女性は口コミで情報を得るのでこのワナにはまりやすいのではないかと思いました)
付き合っていても, 結婚できそうになければ早めに見切って時間を無駄にしないこと.
自分の結婚イメージをはっきりさせて, (確率の低い)運命的な出会いを夢見るような, 無駄なことは止めるようにというところ.
相手の願望(ニーズというところでしょうか)に合わせて, 自分をアピールするところ.
面白くなかったところ:
マーケティングが正しいという前提で書いてあるのですが,
ビジネスの世界でも, マーケティング的におかしなことをしていて, でも成功している例は多いと思います. 前提自体どうかなと.
結局, お見合いがベストチョイスという結論になるのではないでしょうか. それは楽しいのかと. 名前を "お見合い" から "マリッジアフィエイション" ぐらいにかえればマーケティング的に成功するかもしれませんが.
ちょっと毛色の変った恋愛本で, そこそこ面白かったです. マーケッターの小遣い稼ぎなのかもしれませんが.
# この本自体がマーケティングマジックでベストセラーになっていないことが, 証明になっているかと.